風邪を引いた後に咳がなかなか止まらないということを経験したことはないでしょうか。 われわれ耳鼻科医が最も多く遭遇するのが副鼻腔炎で後鼻漏があり咳の原因になっている場合です。ところが、それ以外にも長引く咳の原因として咳喘息、逆流性食道炎による胃酸の刺激、マイコプラズマ肺炎など咳の原因は多岐にわたります。ところが、咳喘息は診断が困難なことが多く、従来では喘息の薬を処方され効果があれば咳喘息でしょう、効かなければその段階で、別の病気を想定されていました。
今回導入した「ナイオックス VERO」は、喘息の患者さんの吐く息の中に増加しているNO（一酸化窒素）を測定することにより、喘息であるかどうかの有力な判断材料を与えてくれます。
長引く咳でお困りの方はぜひ一度ご相談ください。
